気が付けば今日からもう7月なんですね~
今年の6月は例年に比べて梅雨入りと明けが早かったので、個人的にはあまり梅雨って感じがしなかったですかね。まあ自分がそんなに外出していなかったのもありますが…
ちなみにみなさんは、7月といったら何を思い浮かべますか?
例えば、土用の丑の日やお中元、京都で行われる祇園祭とかもあります。僕が真っ先に思い浮かんだのは七夕ですね。7月7日に短冊に願い事を書いて笹飾りにつけるアレです!
そこで今回は、七夕で願い事が行われるようになったルーツなどについて探っていこうと思います。
七夕で願い事をするのはなぜなのか?その理由とは一体…
いまでは七夕で願い事をするのは日本の風習となっています。例えば、「健康でありますように」「お金持ちになりたい」などといった願い事をしますよね。
もともとは、女性の手芸や裁縫などの上達を祈ったものだそうです。それが徐々に年月を経て変化し、現在のような様々な願い事をされるようになりました。
もう少し七夕の起源について辿っていくと、「乞巧奠(キコウデン)」という中国の風習が日本に伝わり、後に七夕という日本独自の風習になったとのこと。
むかし日本は中国に遣唐使や遣隋使を派遣したりして、多くの文化や技術を得ていますので、日本にとって中国はかなりのお世話になっているんですよね。。
僕の幼稚園時代や小学生時代をふと振り返ってみたら、「たくさん友達ができるように」「将来は…になりたい」といった可愛らしいお願いをしていたんだなぁ~って感傷に浸っていましたね(笑)。
七夕の由来になった物語って何なの?起源は日本ではなかった?!
七夕の由来となった物語といえば、「織姫と彦星の物語」です。
この物語って、よく大人が子どもに伝える童話としても有名ですよね。年に一度の七夕の日にだけ、織姫と彦星が出会えるというアレですね。
物語の内容について詳しくは
昔々、天の川のそばに天帝が住んでいました。天帝には一人の娘がおり名前を織姫と言いました。織姫も年頃になり天帝は御婿さんを迎えてやろうと色々探し見つけたのが天の川の岸で牛を飼っている彦星という若者でした。二人は一目で好きになり結婚し楽しい生活を送る様になりましたが仕事を忘れ遊んでばかりいる様になりました。天帝も仕事をしない二人にさすがに怒り天の川を隔てて別々に暮らす様に言いましたが織姫のあまりに悲しい姿を見て一年に一度七月七日の夜だけ彦星に会う事を許しました。織姫はその日を楽しみにして毎日一生懸命に機を織る様になり天の川の向こうの彦星も牛飼の仕事に精を出しました。そして年に一度カササギが架けてくれた橋を渡り織姫は彦星へ会いに行くという物語です。
引用:http://shinjo-matsuri.jp/db/2013_08
です。
実際に、こと座にあるベガという名の「織姫星」とわし座にあるアルタイルという名の「彦星」という星があります。この2つの星は1等星で明るいので、天の川が見えないにしても夜空では分かりやすいと思います。
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そして、白鳥座にある「デネブ」という星と、織姫星と彦星の3つを線で結んだものは『夏の大三角形』と呼ばれ、みなさんの中で知っている方もいると思います。
1年に一度の7月7日に天の川を渡って、織姫と彦星が出会うのはなんともロマンチストな物語ですね~
もしも自分が彦星の立場だったら、絶対に我慢できないですね(笑)。
七夕の発祥の地はどこ?願い事をするようになった起源とは
七夕の起源となったのは、平安時代ごろに中国の七夕伝説が伝来したのが始まりだといわれています。
そこで七夕が発祥の地となったのが日本の「大阪府の枚方市と交野市」あたりと言われています。実際に、枚方市と交野市には七夕の伝説が今もなお残っているそうです。
交野市には天野川という川が流れており、平安時代に貴族たちの狩猟の場としてにぎわい、肥沃な土地を産む豊穣の川と言われていました。
この天野川が、織姫と彦星の物語に出てくる「天の川」の由来だったんですね!
さらに交野市には「機物(はたもの)神社」という織姫にちなんだ神社があります。
そして枚方市にある観音山公園には「牽牛石」という彦星が世話していた牛にちなんだ石です。10年ほど前に枚方市と交野市で「全国七夕サミット」というイベントが開催されました。これを記念して、2007年の6月に観音山公園にこの牽牛像が建てられたそうです。
このことから現代の七夕は、この中国伝来の伝説と日本古来の行事が融合したものであり、日本独自の文化となっております。
いかがでしたか
織姫と彦星って恋人同士だと思いましたが、実際は夫婦だったんですね…
七夕発祥の地が地元の比較的近所である大阪だったことには驚きましたね。日本には有名な観光名所がたくさんありますので、まだまだ勉強しないとダメなんだなぁと実感しましたね~
きょうから一週間後は7月7日ですので、1人でも多くの方が七夕を楽しく過ごせたら幸いであります。
今回はこれで以上となります。
最後まで読んでいただきましてありがとうございます。