野菜といえば、スーパーで陳列されているニンジンや玉ねぎなどを想像する方が多いとは思います。
ですが近年では、どのコンビニでもサラダ用のカット野菜が売られています。
刻んだ数種類の野菜が小分けにされていて、値段も一袋100円ほどでなおかつ使いやすい。
どうしてカット野菜の需要が増して、いまでは必ずと言っていいほどスーパー、コンビニで見るようになったのか
なぜカット野菜はコスパがいいのか?
カット野菜の加工に使われる野菜は全国の農家と長期の年間契約で価格を決めているので、値段が上がりにくくなっています。
ですので、野菜の価格が高騰しているときでも安定した値段で買えます。
たとえ野菜が不作でひとつ200~400円台になったとしても、100円ほどで買えるカット野菜のほうが魅力的です。
値段も安くて一人暮らしには強い味方です。
カット野菜の需要が増した理由
リーズナブルで買いやすいカット野菜ですが、需要が増した訳はいくつかあります。
ひとつは、料理する手間が省けて使いやすい点ですね。
野菜を使う料理には、野菜を洗ったり切ったりする下準備と使い終わった包丁とまな板を洗うことが必要です。ですがカット野菜であれば面倒な下準備や後片付けが要らず、袋から開ければすぐに使えます。
その手軽さから汎用性がかなり大きいです。
例えば、焼きそばを作るのに加熱調理用のカット野菜を使うと、カット野菜と肉、麺と調味料さえあれば、すぐに作れます。サラダ用のカット野菜だと、盛り付けをしてドレッシングをかけさえすれば、簡単にサラダが完成します。
そしてなにより優れた点は、使い切りサイズで捨てる生ごみが出ない点です。
丸ごとの野菜は傷んでいる部分や食べられない茎や芯、皮の部分を除く必要があります。
けれども、カット野菜の野菜はすべて可食部ですので捨てる生ごみが出ません。
カット野菜のメリットをまとめると「使い切りの野菜を、安く買える」「下準備や後片付けの必要がなく、生ごみが出ない」ことです。
逆にデメリットとしては、生野菜を刻んでいるものですから、丸々ひとつの野菜に比べて腐りやすく日持ちが悪いことです。
表記が賞味期限どころか消費期限になっているほどですからね。
それを踏まえても、忙しい朝に時間がない方や野菜が不足しがちな生活になってしまう方に、野菜を手軽に安く食べられるのはメリットが大きいです。
カット野菜が消費者のニーズに応えられ、スーパーやコンビニで人気になって流行るのもうなずけます。
みなさんも「野菜を手軽に食べたい」と思った時は、カット野菜を利用してみてはいかがでしょうか。